大型の家具や家電の配送でいちばん多いつまずきが「玄関や廊下を通らず、部屋に入らなかった」というものです。運搬そのものより、搬入経路を通るかどうかの事前確認が実はカギ。この記事では、配送前に採寸しておくべきポイントと、当日トラブルを避けるチェックの手順をまとめました。
なぜ「入らない」トラブルが起きるのか
カタログのサイズは「家具本体の寸法」であって、「運び込むときに必要な幅」ではありません。実際の搬入では、持ち手のスペース、養生材の厚み、角を曲がるための余裕が加わります。さらにマンションでは、玄関ドアは通ってもエレベーターに入らない、階段の踊り場で回せない、といった経路上の制約が重なります。だからこそ、家具のサイズと経路の両方を測っておくことが大切です。
測るべき4つのポイント
1. 玄関ドア
ドアを開けた状態の「有効開口」(枠の内側の幅・高さ)を測ります。ドアノブや戸当たりの分だけ実際は狭くなります。
2. 廊下と曲がり角
廊下の幅と、曲がり角で家具を回転させられるかを確認します。まっすぐは通っても、角で向きを変えられないケースが多いポイントです。
3. 階段
階段の幅、天井までの高さ、踊り場の広さを測ります。折り返し階段は踊り場で家具を回せるかが分かれ目になります。
4. エレベーター
入口の幅・高さと、かご内の奥行・高さを確認します。斜めに立てれば入る場合もあるため、対角線の余裕も見ておきます。
家具・家電側で測る寸法
運ぶ品物は、幅・奥行・高さの3辺に加えて、いちばん長い「対角線」を意識します。冷蔵庫や本棚などは、少し斜めにすると通ることがあるためです。梱包・養生をする場合は、その厚み(数cm)も足して考えます。
搬入経路チェックのコツ
- 実寸ぴったりで判断しない:持ち手・養生・角の取り回し分として、経路側に数cmの余裕を見ます。
- 回転できるかを確認:通り抜けだけでなく、曲がり角や玄関で向きを変えられるかが重要です。
- 高さも忘れずに:廊下やエレベーターは幅だけでなく、立てたときの高さが天井に当たらないかも確認します。
「入らない」と分かったときの選択肢
採寸の結果、そのままでは通らない場合は次のように対応します。
- 分解できる家具:脚・棚板・扉などを外せば通ることがあります。分解が必要な場合は、事前にお客様側での分解をお願いしています(分解済みのパーツの運搬は対応します)。
- 別ルートの検討:エレベーターがだめでも階段なら通る、といったケースもあります。
- サイズの見直し:新規購入なら、搬入できるサイズに変更するのも確実な方法です。
なお、室内での組み立て・分解・設置は行っておらず、受け渡しは玄関先までとなります。マンション搬入の全体像はマンションの配送ガイドもあわせてご覧ください。
依頼時に伝えるとスムーズな情報
- 運ぶ品物のサイズ(幅・奥行・高さ、家電は型番が分かれば型番)
- 玄関ドアの有効開口、廊下の幅、曲がり角の有無
- マンションならエレベーターの有無・サイズ、階段の幅
- 分解が必要そうか、事前に分解できるか
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「入るかどうか」は、少しの採寸で当日の安心につながります。サイズと経路を教えていただければ、通せるかどうかの見立てもあわせてご案内します。電話・LINE・見積もりツールからお気軽にご相談ください。